水害被害の後片付けに次亜塩素酸水が活躍しています

(2023/09/13)

床下浸水、床上浸水の後の衛生対策には泥などは水で洗い流したのち、150ppmで次亜塩素酸水をかけています。その後の水洗いはいりません。消毒除菌と消臭の効果があります。
カビを抑えるため、数日にかけて何度か分け、複数回かけたのち窓や戸を開けてしっかり乾かします。

次亜塩素酸水はハイターやブリーチなどの次亜塩素酸ナトリウムと名前は似てますが全く別の液剤です。
次亜塩素酸は人体の白血球にも含まれていて、水道水やプール、温泉、野菜洗浄、食品加工、酪農などにも使われている安全な物質です。

電解生成機で大量の次亜塩素酸水を作ったり、産業用には工場からタンクローリーで運んだりされています。一般的には事業所用、家庭用の小型精製機や10リットル、20リットルの箱売りがされていますが、最近では消費期限の長いパウダータイプのものも販売されています。

次亜塩素酸水は30年ほど前に日本で発明され全世界に広がった強力な除菌液で、新型コロナウイルスをはじめノロウィルス、鳥インフルエンザウイルス、大腸菌を始めとするエンベロープ型ウィルスのほとんどを不活化することが研究でわかっています。

2020年新型コロナウィルスの流行時に政府が次亜塩素酸水の効果を確かめるため公的機関で試験を行った際に一部報道機関と一部アルコール業界が利権工作のため誤った風評が流されたことにより空間噴霧は危険であるかのデマが流されました。その後次亜塩素酸水業界の活動により国会でも厚労大臣がその安全性について発言し厚労省もメーカーの使用上の注意を守っていれば空間噴霧を行うことに問題は無いと通達を出しています。